原作をここまで忠実に再現する作品も珍しいでしょう。
小説版の殆どの文章を音読しているの様に感じました。
映像も丁寧で実写映画の様な撮り方。
(キョンの心象風景のシーンはTV版エヴァを思い出して冷や汗をかきましたが。)
展開は
開始20分、
プロローグ→朝倉さん登場
40分、長門登場
60分、「
ハルヒに合いたかった」の台詞→長門の「寄っていく?」の台詞
80分、ハルヒ登場
100分、3年前の7月7日へ
120分、長門から事の真相を告げられる
140分、キョン刺される
以降エピローグ
って感じだったと思う。多分。おそらく。
こう考えると20分に一回程度の頻度で山場的なシーンがあるので
普通に週一アニメを作る事も考えていたのかなぁと妄想。
(時間にして8話構成分だと思うので、物議を醸したTV版二期の
「エンドレスエイト」
の枠に放送する予定だったのではないかと。
そこに劇場版の話が入りったので今回の「消失」分を抜き取り、
消失分は映画化へ。
その補填として「エンドレスエイト」を。エイトと8話で係っているし。)
作画等、クオリティは非常に高いですが、そこは京アニですので予想済み。
映画ならではの事をしでかしてくると思っていたのですが、
全く以って正攻法で作られた、いつも通りの京アニ作品でした。
(ここも元々TV用のシナリオだったのかなぁと感じた所。)
好きなシーンは
「頬を染める長門が出るシーン全部」を前提として
①照れながら入部届けを渡す長門
②夕御飯の際、引き止めるために、キョンの上着の袖を指先で軽くつかむ長門
③キョンを殴るみくる
④朝倉さん登場
辺りでしょうか。
ヲタクなんで、露骨なシーン大好きです!
大きい画面で長門を見る日が来ようとは思っても見ませんでした。
京都アニメーション、角川グループ等々には感謝の念でいっぱい。
ハルヒの続編を製作する予定があればですが、
出来ればそれも映画にして欲しいなぁ。
(正直小説の方はも当分出版されない気がするので、今のストックを細切れにして長く楽しませて欲しい。)
*
マクロスFの際も感じましたが、バルト9の音響は本当にいい。
(スピーカーはJBLだそうです。)
ミラノ座が80年代のアメ車だとしたら、バルト9は新型GTRって感じ。
時代の進歩を感じます。
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