2回鑑賞。T・ジョイ大泉と新宿バルト9で。
なかなか面白かったです。実は本編の方は今ひとつ乗り切れていなかったので、これは嬉しい誤算。
プリキュアの映画らしく、ストーリー展開はテンポよく、随所にコミカルなシーンを挿入して観客をグイグイ引き込んでいきます。
基本的な色調を明るめにし、見ているだけで楽しい気分になれる映画に仕上がっているのも嬉しいポイント。
アクションシーンも凄く迫力がありましたし、見ていてとても気持ちがいい映像の連続でした。
特に、メフィストとアフロディテが塔から飛び降りるシーンの一連はお気に入りのシーン。
(プリキュア出てませんけどね。)
個人的なイメージとしては、「お菓子の国」に一番近い印象で、安心して映画に没頭できました。
推測ですが子供も楽しめた映画だったと思います。
ストーリー的には本編を見ていない人には当然のことながら厳しいですが、その分連動性が強く、
特にアコとメフィストの関係を補完しているのでTVシリーズを追っている人はとっとと劇場に向かった方が宜しいかと。
(夕方辺りの上映は親子連れなんて殆どいませんから)
メフィストは良いキャラになりましたね。
本編では横柄な悪人を演じてましたが、改心してからはちょっと頼りない悩めるお父さん象に変貌。
ややお馬鹿でダメなところも有るけれど、決めるところはビシッと決める。誰からも愛されるキャラになりそうです。
正直この映画を気に入るか否かは、見る人のメフィストへの好感度に深くかかっている気がします。
ギャク、シリアス、アクションと主要なシーン構成に全て関わっていますし、メロディに次ぐ本作のキーキャラではないかと。お父さん層へのアピールは非常に高いキャラクターでしょう。
(メフィストが交番にしょびかれるオープニングは衝(笑)撃的でした。大人は爆笑していたのですが子供は理解できたんでしょうか?)
一方、南央美さん演じるゲストキャラのスズはあまり目立てませんでしたね…。ラストにもう一絡み欲しかったかな。
あと最終決戦はメロディが捕まってから展開を組んだ方がリズムがより生きた気がするので、そこはちょっと意外でした。
(メロディ捕まって、リズムが逆上してハウリングにやられる→メロディがクレメロに覚醒、って流れの方が二人が生きた気がするのですが、やっぱりメロディが一大メインなんですかね)
プリキュア4人も大活躍してくれましたし、メフィスト夫婦のバカップルぶりも見ていて微笑ましかったです。
とりあえずいいテコ入れになりました。これから本編も楽しく見れそうです。
春に再びオールスター映画をやるようです。新しいオールスターとあったのでDXシリーズでは無さそう。
フルCG、3D、選抜制度、辺りがキーワードになりそうな予感。
現状23人で春には少なくとも25人になっているでしょうからねぇ。どうなるんでしょう?
~映像~
恐らく今回からだと思うんですが、フィルムではなくデジタル上映に変わっていまして(新宿、大泉共に)、
前回(DX3)に比べると映像はかなり良くなった印象を受けました。
(DX3はかなりボケた映像だった記憶があるので)
~音質比較~
個人的には新宿バルト9(シアター9)よりT・ジョイ大泉(シアター1)の方が音響面は優れているように感じました。
バルト9は音がやや上方に定位したのと(スクリーンの位置もちと高い)、映像の枠外の人物の台詞がかなり不自然な位置に定位していたのがちょっと気になりました。
(音場が左右に広い印象。劇場も左右に広い作りなのが原因でしょうか。シネスコにはよさそうですが。)
大泉はそんな風には感じなかったですし、台詞はバルト9に比べると数段明瞭に感じました。
反面、大泉は聴き疲れします。バルト9は幾分柔らかい音で耳には優しい感じ(JBLっぽくない?)。
セッティング、音源との相性等はあると思いますが、個人的には大泉が良かったですかね。
大泉のスピーカーはJBLの5742と判明しているのですが、バルトはJBLの何を使っているのか知らないんですよね。
以前バルト9のスタッフの方に伺ったら「ドルビーです。」と言う回答を頂いた事がありまして…。
今度粘って聞いてみようかしら。
(しかしプリキュアのDTSステレオはいつまで続くんでしょう。)
バルト9に展示してあったサイン入りポスター